Adolphe Appia(アドルフ・アッピア)1862―1928_演出家、照明家、舞台美術家 [スイス]
【思想】
ワーグナーに陶酔していたアッピアは楽劇、特に音楽の重要性を考えていた。音楽とは時間芸術であり、舞台もまた時間の表現をするべきだと考えた。そこでアッピアが考えたのが照明を使って光を変化させる事である。そこにアッピアは立体的効果を加えた。
アッピアの舞台表現の理想とはドラマの時間的な流れを生み出し、俳優と舞台装置を立体的に表現する事であった。
この考えが近代プロセニアムステージの基本的理念となったと言ってもよいだろう。

